【はちみつ文庫】 世界名作劇場:ツンデレラ 3 【R-18】
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□ ツンデレラ  □

世界名作劇場:ツンデレラ 3 【R-18】

 翌日の早朝から、ツンデレラ探しが始まりました。

 貴族平民問わず、各家の扉が叩かれました。
 扉が開かれると、王子の侍従が うやうやしくガラスのパンツを掲げ

「家中の男を老若問わず集めよ。今から一人ずつこのパンツを履いてもらう。これは王子の命令である」

 集まった者達は不満を言いつつも、ガラスのパンツを履きました。

「うむ。この者は躰が細すぎるの」
「何? お前は太りすぎでパンツが履けぬのか!」

 たまに臀部が合う者がいても――

「股間がスカスカではないか」と、ぴったりと履ける者がおりません。

 ツンデレラのナニは、それはそれは立派だったのです。

「はい次。……次。……次……」

 侍従は流れ作業のように、ガラスのパンツをはかせて廻りましたが、股間が合う者がどうしても現れませんでした。
 王子から「双玉も鞘も臀部も、ぜーんんぶぴったりな人を探してきてね」と言われた侍従は焦りました。

 そんなとき、一人の貴婦人が呟きました。

「その股間、なんだか見覚えがあるわ」
「何ですとご婦人。それはどこで?」
「ええっと、このイチモツ大きさは……ルシガ! そうルシガだわ!」

 その言葉に、侍従の瞳が光りました。




 その頃ツンデレラは、遅い朝を迎えていました。

「おーい、ウー。洗面器を持ってこい、顔を洗うぞ」

 返事がないのを一瞬不思議に思った後、ツンデレラは昨夜のことを思い出しました。

「あっ! あいつらを助け出すのを忘れてた! ……ま、いいか。後でも」

 そう言った直後に、リーンゴーンと お屋敷の表の呼び鈴が鳴りました。
 屋敷には誰もいなかったので、ツンデレラはパジャマ姿のまま、玄関に向かいました。

「何のようだ?」
「城からの緊急の使いだ。ルシガ殿にお目にかかりたい」

 ツンデレラが扉を開けると、目の前にガラスのパンツが飛び込んできました。

「な、なんだそれは?」
「顔色が変わったな。ふふん。これはそなたのパンツであろう?」

 嫌な予感がしたツンデレラは、即座に答えました。 

「ち、違う! そんなパンツ、見たことも履いたことも……」

 しかしそんな言葉も聞かずに 衛兵が屋敷になだれ込んで来かと思うと、ルシガは押さえつけられ、履いていたパンツを脱がされてしまいました。

「ばか! ヤメロ!」

 ツンデレラは暴れましたが、四人に押さえつけられてはどうしようもありません。

「ふふふ。暴れると、ガラスでその大切な物が傷ついてしまうぞ。それでも良いのか?」

 侍従の言葉に、ルシガは観念してガラスのパンツを履きました。

「なんと! 股間に1ミリのズレもない! まさしくぴったりじゃ!」
「ふん。それがいったいどうしたと言うんだ」
「王子のおぼしめしじゃ。城に来てもらうぞ」
「何だと? 私は行かんぞ! ことわ……」

 ツンデレラは言葉を言いきる前に、後ろから薬を嗅がされ 意識を失ってしまいました。




 朦朧とする意識の中 ツンデレラが目を覚ますと、豪華なシャンデリアの付いた天井が、目に映りました。
 蝋燭がゆらゆらと揺らめく中、視線を廻りにやると、なんとなくその部屋に見覚えがあるような気がします。

 ツンデレラは起き上がろうとしましたが、躰が動きませんでした。
 よく見るとパジャマは脱がされ、手足を大の字に 赤いロープでベッドに 縛り付けられているではありませんか。

「ふっふっふ。目が覚めたようね、ルシガ……」
「その声は、昨日のオカマ!」
「やーねぇ、そんな言葉使わないでよ。ソドミアンって言って」
「そんなことより、このロープを解け」

 その言葉を聞いた王子は、艶然と微笑みながら言いました。

「いやよ。だって貴方はアタシを傷つけたのよ。そのお詫びはしてもらうわ」
「貴様、私を鞭でぶったり、ナイフで傷つけたり、目玉をくりぬいたりするつもりだな!」
「やぁねぇ、そんなことはしないわ」
「じゃあ、赤い蝋燭で ねちねち虐める気だな!」
「それもいいけど~。でも今はそんな気分じゃないの」
「ど、どんな気分だって言うんだ?」
「すごく……したい気分」
「?」
「アタシ、狙った獲物は逃がさないのよ」

 そう言うと王子はツンデレラの上に、跨がりました。

「馬鹿! ヤメロ! その趣味はない!」
「そんな人が好きなのよ、私」

 王子はツンデレラの顔を押さえ、口づけしました。
 ルシガは堅く口を閉ざしていましたが、大切な双球をいきなり掴まれて、驚きのあまり 口を開いてしまいました。

 その瞬間、王子の舌が ツンデレラの口腔内に進入してきました。
 柔らかで甘い香りのするその舌の動きに、ツンデレラの躰は火照ってきました。
 
 王子は唇を離すと、今度は耳を攻めてきました。
 貝殻のような外側を優しく舐めると、ツンデレラに囁きかけてきました。

「あん。すごく好き」
「何が……好きだ。私のことを何も知らんくせに」

 ツンデレラは頬が染まりそうになるのを 必死で押さえながら、憎まれ口を叩きました。
 王子は余裕の表情で、答えてきました。

「貴方のことは何でも調べたわ。女遊びが激しいのも、特定の相手を作らないのも、みんな知ってる。でもそんなことはどうでもいいの。一目惚れをしたその、自分の勘を信じるわ」
「何が一目惚れだ。馬鹿馬鹿しい」
「そんなことより……アタシ、すごく上手なのよ」

 そう言うと王子は柔らかな手を ツンデレラの立派な鞘にあてがい、弄び始めました。
 王子のハンドテクニックは絶品で、ツンデレラのそれはみるみる力を帯びてきました。

「ねぇ、気持ちいい?」
「気持ちよくなんか……あるものか」
「あん。その捻くれたところが、可愛い」

 王子は鞘を苛めながら 尖らせた舌先で乳首を舐め上げると、腹の筋を伝い股間まで下がってきました。
 ルシガのはち切れんばかりに育った鞘を見ると

「いやん、いやらしい。こんなに大きくなっちゃって。先っぽが濡れてるわよ」

 とわざと言いました。

 ルシガは、赤くなった顔を見られぬように背けるのが 精一杯でした。

「あん、こんな大きな物、口に入りきるかしら?」

 王子は割れ目から流れ落ちる液を、舌先で舐め取りながら言いました。

「ねえ、フェラチオして欲しい?」
「……して欲しくなんか……ない」
「アタシの舌技、絶品なのよ」

 ツンデレラの喉がゴクリと鳴りました。

「して欲しいと言わなきゃ……やってあげない」
「……」
「あん。もう、可愛い。そんな顔を見たら、しゃぶりたくって、堪らなくなるわ」

 王子はそう言うと、ツンデレラの鞘に口づけしました。
 会陰から双球を弄びながら、舌先を尖らせて鞘を舐め上げていきました。
 そしてその先を口に含んだかと思うと、喉元深くまで飲み込みました。

 王子は顔を上下するようにして、ツンデレラの鞘を刺激していきます。
 喉奥に締め付けられ、ツンデレラは天にも昇る心地でした。

 しかし、いきなり王子は口を離すと

「だめ。いかせない」と言いました。

「これからが本番なんだから……」

 と、まさしく本番を始めようとしました。

 王子はベッドの上に立ち上がると、服を脱ぎ捨てました。
 そしてツンデレラの鞘を掴んだかと思うと、その尻にあてがったのです。

「馬鹿ヤメロ!」

 ツンデレラは暴れました。
 しかし手足の赤いロープが躰に食い込むだけで、身動きがとれません。
 王子はゆっくりと尻を落としていきました。

「ぁあんっ。すごい。太くて硬いわ……」

 王子は恍惚として、溜め息を漏らしました。

「く……くそう……」

 ツンデレラの目に涙が光りました。
 フェラチオまで許せば、アナルセックスも同じ事だと思うのですが、ツンデレラには超えてはならない一線だったようです。

 王子は腰をガンガンに使い始めました。

「あんっ。あんっ。あんっ。いい……ルシガぁ、すごくいい」

 こちらはまた別の意味で、涙を流していました。

 最初、嫌がっていたツンデレラも、王子の素晴らしいグラインドとスライド攻撃に、目眩がするような快感を覚えました。

 ツンデレラが固く閉じていた目を開けると、なまめかしい王子の裸体が見えました。
 真っ白の肌は桜色に染まり、金髪が揺れ、軽く口を開け快感を貪る姿は、何とも色っぽかったのです。

『なんて美しいんだ。こんなに美しい人間は、今まで見たことがない』

 そう考えている間に、二人に大きな波が訪れました。




 行為が終わった後、王子はツンデレラのロープを解きました。
 その目には何故だか涙が浮かんでいます。

「帰っていいわよ……」と王子が言いました。

 ロープで赤くなった 手首を撫でながら、ツンデレラは王子を見ました。
 王子はベッドの反対側に座り、その肩が微かに震えていました。

「泣いてるのか?」
「……こんなことをされて、呆れたでしょう?」
「……」
「もういいから帰って!」
「したいだけして、なんだその言いぐさは!」
「だって……結局セックスは出来ても、誰も愛してはくれないもの。そんなの分かってるのに……なのに男に抱かれたがるなんて、ただの淫乱よね」
「……」
「アタシを見ないで! 一人にして!」

 ツンデレラは、急に王子が愛しくなりました。
 王子が何度も空しいセックスをしていたかと思うと、可哀想でなりませんでした。

「……私は1回だけで、ベッドを出たことはないんだ」
「?」
「少なくとも3回は相手を達かさないと、気が済まない」

「それって……ルシガ……?」

 ツンデレラは王子に近づくと、その唇に優しくキスをしました。

「ルシガ……嬉しい! 結婚してくれるのね!」
「へっ?」
「こんなに求められたのって初めて! アタシはもちろんOKよ!」
「え? ええっ?」
「父上に、妹より先に結婚するように言われてたのよ。」
「いや、ちが……っ」

 否定しようとしたツンデレラの唇を、王子が塞ぎました。

「結婚したら毎晩極上のセックスをしましょうね♪」
「え? えええええ~っ?」

 こうしてなんだか騙されるようにして、とんとん拍子にツンデレラは結婚させられてしまいました。




「はぁん……あん。あん。あぁああああああああっ!」

 今夜も王子の、喘ぎ声がお城に響きます。
 二人が三度目の波にのまれた後、ツンデレラはなにやら考えているようでした。
 
「ルシガ……どうしたの? 何か考え事をしてる?」
「ああ。何かを忘れてるような気がするんだ」
「何?」
「それが思い出せんのだ」




 その頃、お城の地下牢には三匹の子豚が繋がれたままでした。

「たーすーけーてー!」

 その叫び声は、ツンデレラには届きません。




「ま、いいか。もう一回やるか?」
「ええ♡」

 こうしてお城の夜は、今日も更けていきます。

 二人は末永く、セックスをしながら幸せに暮らしましたとさ。




おしまい



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Date:2011/04/10
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2011/04/10 【】  # 

* Re: 鍵コメA様

2日続けての書き込みありがとうございました。
明日からおいそがしくなるのこと、そんな中、書き込みありがとうございます~。
三匹の子豚、本当に可哀想ですよね~~~。

シンデレラは役を入れ替わって、今日も続きます。
読んでいただけると嬉しいです~。

ぽち、ありがとうございま~~~~す♪
2011/04/11 【ねむりこひめ】 URL #- 

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