【はちみつ文庫】 若旦那葉金髪がお好き 4 【R-18】 ※剃毛シーンあり
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□ 若旦那は金髪がお好き  □

若旦那葉金髪がお好き 4 【R-18】 ※剃毛シーンあり

「きゃー! 素敵!」

着物を目の前にして、イブは口を両手で押さえ、甲高い声を上げた。
奥の特別な客用の和室には、ディスプレー用の着物掛けがあり、葉介は百合の描かれた豪奢な着物をそこに広げていく。
反物から特注したこの着物は、全てにおいて一般の着物より大きかった。
その上大振り袖なので、広げるとこちらを威圧するほどの迫力がある。
それでも清楚な百合の花を主題にしているので、大胆な中にも軽やかさと可憐さがあり、まさにイブのために作られた、イブそのもののような着物だった。

鞄から縁なし眼鏡を取り出すと、イブはそれを掛け、食い入るように見始めた。

「……眼鏡?」
「私、近視なの。コンタクトは合わなくて……うわぁ! 綺麗! ね、すごく綺麗! あん、早く着たい!」
「呆れたなぁ。もしかして、俺のことも見えないまま好きになったのか?」
「ちゃんと近くで見たもの! ねえ、それより、早く着たい!」

眼鏡を掛けると幾分知的で大人っぽく見えるが、中身はいつものイブだ。
数ヶ月会えなかったが、子供のような愛らしさはそのままだった。

「落ちついて。ねえ、着物を着るには作法があるんだよ」
「作法?」
「君、剃ってる?」
「剃るって……何を?」

小首をかしげて尋ねるイブは可愛いが、手加減するわけにはいかない。
葉介はこの数ヶ月、やきもきさせられたのだ。
これは葉介のささやかな復讐だった。

「着物は下着を身につけちゃいけないんだ。だから剃毛しなくちゃいけない」
「剃毛って?」
「下生えを剃るんだよ」
「えっ?」
「おや? 知らなかったのかい?」
「……知らなかった」

葉介はニヤリと笑うとイブの耳元で囁いた。

「もしかして……君、剃ってないの?」
「うん。……ショーの為にVラインは揃えてるけど……」

頬を染めながら首を振るイブを、満足げに洋介は見つめた。

「それじゃあ駄目だよ。下生えが着物を傷つけてしまう」
「え……でも……。剃るって……全部?」
「もちろん。……もし嫌なら剃らなくて良いけど、その場合は着物は観賞用だね」
「そんなの嫌っ!」
「じゃあ、剃る?」
「う……うん」
「じゃぁ、おいで」

葉介はイブの手を取り、奥の自宅へと誘った。





葉介の自宅は祖父の代からの純和風建築だ。
廊下を歩けば軋む箇所もあるが、浴室は父の望みで最近改装したばかりだった。
母は掃除のことを考え、ユニットバスにしたがっていたが、父は『総檜風呂』を譲らなかった。
葉介は、その父自慢の浴室へとイブを案内した。

浴室の扉を開けると、檜の清々しい香りが鼻孔をくすぐった。

「うわぁ~。素敵!」

イブが思わず声を上げる。

――そりゃそうだよ。ここは我が家で一番金のかかってるところなんだから。

広さ六畳ほどの大きな浴室は、浴槽はもちろん天井から壁まで全て檜で出来ている。
葉介は自分の着物をからげると、檜で出来た椅子を取り出し、お湯で濯いでイブに差し出した。

「下を脱いでここに座って」

観念したのか、イブは何も言わずに葉介の言葉に従いズボン、そして下着を脱いでいく。
脱衣所の灯りに照らされたイブの下肢は生々しいほど白く、葉介は思わず唾を飲み込んだ。
白蝋のような肌は艶めかしく、長くしなやかな脚を上るとふっくらとした尻がある。

そのキュッと上がった尻、は熟れる前の白桃のように美しかった。
イブの恋愛遍歴はネットで知っている。
何人ものデザイナーやモデル仲間を、この尻が喰ったことか。
しかし、それを忘れてしまうような清らがイブの躰にはあった。

イブに上半身を脱がせなかったのは、その方がそそられるからだ。
案の定、頬を染めたイブは長めのTシャツの前を引っ張り、前を隠そうとしている。
そんな姿は葉介の下部を刺激し、血液を集中させていった。

「さあ、座って」

小さな椅子に座ったイブは長い足を内股に閉じ、Tシャツをひっぱり戸惑っている。

「モデルは人前で裸になるのは平気だと聞いたけど?」
「それはショーの時だよ!……普段は平気じゃないもの」
「じゃあ、やめる?」
「いいから……早く剃って!」

真っ赤な顔でこんな時でも命令口調のイブを見ると、もっと苛めたくなる。

「脚を開いて」

おずおずと10cmほど開かれたその膝に手を掛けると、葉介は容赦なく広げた。

「きゃ……っ!」

反射的に閉じようとする膝を押さえ付けると、葉介はイブに顔を近づけ、その目をのぞき込むようにして言った。

「剃刀を使うんだから、このくらい広げないと危ないからね」
「う……うん」

紅潮し、瞳にうっすらと涙を浮かべたイブの姿は、ささやかな嗜虐心を疼かせた。
葉介は桶に湯を取ると、手をぬらしながら石けんを泡立てた。
Tシャツの裾をイブに持ち上げさせると、西洋人にしてはやや小さめの薄く色づいたペニスがふるふると震えている。
それを指先で持ち、泡立てた石けんを下生えにつけていく。
ゆっくりと愛撫するように石けんをつけると、イブが甘い声を漏らした。

「あっ……んっ」

イブのペニスはすぐに硬くなっていった。
19歳とはそんな歳だ。
葉介は石けんの付いた手でペニスを弄り始めた。
くちゅくちゅと音を立てながらゆっくり扱くと、その先に口づけをする。
わざと音を立てながら口づけると、ちゅっちゅっという音が浴室に響いた。

「あぁ……ヨースケ……」

イブはシャツを持つのも忘れ、その長い指で葉介の髪を掻きむしる。
葉助が割れ目から零れる蜜を舐め舌先で取っていると、イブは腰を浮き上がらせもっと激しい刺激を求てきた。

「駄目だよイブ。いい子にして。さあ、座って」
「ああ……ヨースケ。……もう待てない」
「後から。……ね。 先に下生えを剃るよ」

イブの浮き上がった腰を椅子に押しやると、葉介は再び石けんをなでつける。

ゆっくりと
ゆっくりと

そのもどかしさにイブの内腿が震えた。





改装したばかりの檜が香る浴室に、ジョリジョリと剃毛の音が響く。
葉介はイブの脚の間に顔を近づけ、慎重に剃刀の刃を動かしていた。

小さな湯椅子に座り、長すぎる脚を開いたイブは、剃毛への羞恥と好奇心で躰全体を紅く染めていた。
しその股間にあるのはペニスは、茹で立てのソーセージのように膨らんでいる。
葉介の舌で一度拭われた蜜は、すでに溢れ、その竿をつたっていた。

「もっと脚を開いて」
「あん……」
「ほら。危ないから」

葉介は剃刀を置き、両脚に手を掛けぐっと開かせた。
アルファベッドのMを描くように、卑猥なラインを描いていたイブの脚の間に、再びその顔を埋める。

「ね……早くして。恥ずかしい……」
「ああ」

そう言いながらも葉介は、焦らすように剃刀を動かしていた。

「ね……本当に剃らないとダメなの?」
「着物は下着無しで着る物なんだよ。我慢して」

イブはその顔を横に背けると「はぁ……ん」と小さく啼いた。
眼鏡の奥の瞳は潤み、ぽってりとした唇から白い歯が小さく覗いた。
イブはシャツの先を握っていた手をその中に差し込み、もぞもぞと動かし始める。
そのしわのより方で、乳首を弄っているのがわかった。

「動いちゃダメだよ」
「あん。……ヨースケ……」
「もう少しだから。……ほらできた。見てごらん」

濡らしたタオルで石鹸を拭き取ると、つるりと剃り上げられた秘所が露わになった。
あるべき物が無くなっただけで、これほど欲情を駆り立てられるのかと葉介は思った。
顔や躰のラインは女なのに、ペニスは成人男子そのもの……なのに下生えは子供のようにその存在があった影すらない。
このアンバランスさを美しいと思えるのは、イブだからだろう。

葉介の指がイブのペニスに触れ、蜜を塗りたくるようにその先を弄った。

「ん……あぁんっ!」

そして、躰を振るわせよがるイブの耳元で囁いた。

「良い眺めだよ、イブ。すごく綺麗だ」」

イブは倒れ込むように葉介にしがみついてきた。

「ヨースケ……もぅ、我慢できない……」
「早く着物が着たいんだね?」
「あんっ……ちが……ぅ……」
「でも困ったね。ここがこんなに濡れてたら、着物が汚れてしまう」
「抱いて、ヨースケ。……オネガイ」

日本語の可愛いお強請りを聞き、葉介はようやくイブを手に入れた気がした。



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Date:2012/09/27
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