【はちみつ文庫】 2011年02月20日
2ntブログ

はちみつ文庫

2011年02月の更新履歴 [前月]  [次月]

--/--/--
スポンサー広告] スポンサーサイト
2011/02/20
魔導師の戒律 ] 魔導師の戒律 5
2011/02/20
魔導師の戒律 ] 魔導師の戒律 4
2011/02/20
魔導師の戒律 ] 魔導師の戒律 3
2011/02/20
魔導師の戒律 ] 魔導師の戒律 2 【R-18】
2011/02/20
魔導師の戒律 ] 魔導師の戒律 1 【R-18】
BACK|全1頁|NEXT

スポンサー広告] スポンサーサイト

 概要: 

魔導師の戒律 ] 魔導師の戒律 5

 概要: ホテルの狭いロビーで、アド・ラルフの姿を借りたイザード・ヤーソンは苛立っていた。チェックアウトをしようとフロントでカードを出したら、どういう訳か手持ちのカードが二枚とも通らないのだ。「少々お待ちください」とホテルマンに言われ、ロビーの椅子にアミュレと並んで座ったが、待たされている五分が一時間に感じるほど焦っていた。チャックイン時に通ったカードが、使えないのはどう考えてもおかしい。しかし強行突破をす...

魔導師の戒律 ] 魔導師の戒律 4

 概要: ルシガは巻物をかたずけ金庫を出ると、すぐに2階フロアーに行き、図書館利用者用のコンピューターを起動させた。あるサイトを真剣な眼差しで見ていると、アレックスからの電話が入った。「あの死体の男の身元がわかったわ。名前はアド・ラルフ。子供を使った売春と、臓器販売の元締めよ。そしてその男の店には……」「……イザード・ヤーソンが通っていた」ルシガは小声で答えた。「さすがね、そのとおりよ。そっちは何かわかった?」...

魔導師の戒律 ] 魔導師の戒律 3

 概要: 遺体安置室は、特別警察本部の地下にある。ルシガとアレックスは、下へ向かうエレベーターの中にいた。「まさかあなたが担当で来るなんて……イザード・ヤーソンは、そんな大物には思えないけど……」魔導師の素質は、国立の魔法学校で見極められる。入学時からその才能を求められるが、進級できない者、卒業できない者と脱落していき、 最後に卒業時点で貰える名前で立場が分かれていくのだ。名前だけを貰える者は、その将来を約束さ...

魔導師の戒律 ] 魔導師の戒律 2 【R-18】

 概要: アレックスが出た後―――ルシガにもすぐに魔法省からの呼びだしがあり、彼は車を走らせていた。この街は近代的なビルが立ち並ぶ新市街地と、古城や石畳の残る旧市街地に分かれている。その境界線がラウル川だ。アレックスのマンションは川の西側の新市街地にあり、魔法省は東側の旧市街地にあった。 川に掛かるベイリック橋を通り抜けると、景色は一転する。今まで見えた無機質で近代的な世界から、緑が急に多くなったかと思うと、...

魔導師の戒律 ] 魔導師の戒律 1 【R-18】

 概要: 「あっ……ふ……っ」 ルシガ自身をその躰の中に含み終えると、アレックスは満足げに声を出した。 昼間のアレックスの部屋―――時計は3時を指していた。 窓から差し込む光が、彼の金髪を輝かせている。 透けるように白い肌は薄らと色づき、長い金色の睫毛からは、南国の海の色をした瞳が見え隠れしていた。 光に透けるような彼を、ルシガは美しいと思いながら見ていた。   「今日はゆっくり楽しみたいの……アタシにリードさせて」 アレッ...
BACK|全1頁|NEXT