概要: 「じゃあ、行ってくる」「いってらっしゃいませ」執事はいつものように秘書にスーツケースを渡すと、主に深々と頭を下げた。――今日も素敵ですよ、ご主人様っ!主を見送るこの瞬間が、彼は好きだった。どんな時も見ほれてしまうが、男の戦闘服であるスーツ姿の時の主が、やはり一番凛々しく見える。精悍な美貌と、高い身長、そして厚い胸板を持つ主は、そこいらの筋肉自慢のモデルなどとは比べものにならぬほど、スーツがよく似合う...
概要: 男がシャツを脱ぐと、その鍛え上げられた躰があらわになった。広い肩幅と厚い胸板、そして逞しい背中は、無駄な脂肪などはなく、適度の筋肉に覆われていた。彼は、獲物が来たらいつでも走り出し、それを捕らえることが出来る黒豹のような逞しさとしなかかさを同時に持ち合わせていた。バスルームの大理石の床にシャツを放り投げ捨てると、彼はズボンに手を掛けた。ふと感じた視線の先に目をやると、アレックスが不思議そうな顔でこ...
概要: ルシガ・ローランド・アルフレッド・デュフォール。この長たらしい名前を持つのは、名家に生まれ、その後自分の力で世界の大富豪実業家となった、精悍な美貌の男だ。切れ長の鋭い瞳は、彼の人柄をそのものを物語っている。知性と教養、そして溢れるような自信、それらが強い輝きとなり、濃紺の瞳の奧から放たれていた。彼は、男が望む全てを持っていた。地位、財産、権力、名誉、そして若さ。男達は彼の力の前にひれ伏し、女達は振...
概要: 少年は夢の中にいた。柔らかくしっとりとしたものに包まれ、彼の回りは白い光で満たされている。その心地よさに、彼はこのまま眠り続けたいと思った。目を覚ませば、果てしない闇の中に自分がいるような気がした。酷く怖く、そして辛いことが待っている――そんな恐怖だ。最後に見たのは濃いブルーの瞳。切れ長で力強く……そして暖かな眼差しだった。『俺が守る。この命にかけても、おまえを守るから!』その言葉を思い出しただけで、...
概要: ※諸事情によりリバではない作品です。サーチさんの内容を変えることが出来ず、ご迷惑をおかけしてもうしわけございません。詳しくは本日のつぶやきblogをお読みくださいませ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・脚を開き仰向けになった僕の尻に、ひんやりと冷たいものが触た。「ひゃっ。……な、何?」「潤滑ジェルよ。...